暗黒星雲

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2014年 09月 22日

日経歌壇 穂村弘選歌欄

うつとりと翼をひろげ青葉闇さまよひ歩く老女うるはし        (20140921掲載)
目隠しの少女に会ひぬ炎昼の誰も通らぬ坂の途中で        (20140817掲載)
遠雷を聞きつつ茄子のぬか漬けをかじる私はまだ生きてゐる    (20140713掲載)
うつすらとあなたの愛におほはれて僕はもりあをがへるの卵    (20140518掲載)

火薬庫に近づいていく僕たちの帽子のつばを汚す小鳥ら      (20100418掲載)
銀杏の匂ひがきらひ僕たちは一度も空を飛んだことない      (20100124掲載)
振り向くなあなたが前に進むから黒煙のなかついて行くのだ    (20100110掲載)

金魚鉢に金魚のいない理髪店おまけにくれた十円硬貨       (20091101掲載)
九階のトイレに棄てた墨汁は薄れて流れ見えなくなつた      (20090809掲載)
あらかじめ書かれてあつた卓上の今日の日記をなぞる一日    (20090712掲載)

Lサイズ探してみたが見つからずはみ出すだろう朱夏のからだは (20081130掲載)
雨のなか手紙をだしに行くと言い戻ってこない 空腹である     (20081102掲載)
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by trentonrowley | 2014-09-22 11:13 | 日経 | Comments(0)
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