2012年 01月 20日
港の見える丘公園の秋曇り薔薇の向かうに飛行船とぶ (花山多佳子) コスモスの咲く畦道にながめをり稲束をはざに架けゆく人を (小林幸子) 節曲ぐるとふほどのことにはあらざれど仕事ならねばせぬことのあり (小林信也) 気づいたら周りが見えなくなっていた棘がささって初めて気付く (中山靖子) 雨戸うつ野分の夜の一階の電話するこゑやうやう止みつ (篠野京) 満月とそのあくる夜の月のことどちらからあなたに話さうか (小林真代) ダージリンの葉がひらくまで日の当たる外の芝生に目を遣りてをり (髙野岬) 腕にふとなにかがふれてすぎしまま雨のふるまま夏ははてたり (千村久仁子)
by trentonrowley
| 2012-01-20 08:35
| 塔
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