2006年 11月 03日
秋晴れの朝に荷造りするきみの部屋のタンスの跡の青さよ ベランダに並んで町を見下ろした荷物を出したからっぽの部屋 真夏日の車の中に干からびた別れたはずのきみのまぼろし 間違って乗ってしまったこの列車あなたの町に着くはずがない 結び目がほどけなくなりこれ以上一緒はいやと切ってしまった 餡だけを食べてしまったあんパンの真中にできた暗い空洞 雷鳴が近づいて来て去って行く間に失うであろうものたち 峠から振り返っているキタキツネのような目をしたきみとの別れ 視線感じ振り返っても誰も居ぬきみが座っているはずの席
by trentonrowley
| 2006-11-03 20:11
| 塔
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