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2006年 07月 30日

うぐいす

七月の遅梅雨明けの朝に鳴く帰るところを忘れたうぐいす
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by trentonrowley | 2006-07-30 22:13
2006年 07月 30日

真夏日

真夏日の車の中に干からびた別れたはずのきみのまぼろし
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by trentonrowley | 2006-07-30 22:11
2006年 07月 27日

ありがとうございました

枡野さん、ありがとうございました。
「かんたん短歌の作り方」を読んで短歌を詠みたいと思うようになったのですが、枡野さんのこのblogがあることを知らなくて投稿をはじめたのは2005年4月からです。
1年3ヶ月の間に選んで頂いた歌を整理してみました。一時期全然選んでもらえない時期があり落ち込んだこともありました。枡野さんの投稿blogがなくなっても歌を詠むことは続けて行こうと思っています。


君はもう嫌だと言って帰ってしまった 俺は一人でうどんを食べる (新井蜜)
嘘つきと言われた とても腹が立つ まるで嘘つきじゃないみたいに (新井蜜)
狂うなよ! 見送りに来て振り返る君 むらさきのつつじ咲く朝 (新井蜜)
ベルリンのベランダに立つドラえもん ベートーベンには別に似てない (新井蜜)
捕まえて毛皮はぎ取れ ポケットが肝心だから破ってはだめ (新井蜜)
寝転んでタケコプターを待っている 北海の風強いこの日も (新井蜜)
夢のなか君のくちびるやわらかい のび太みたいにぎこちない俺 (新井蜜)
ヴァン・ゴッホが自分の耳を切ったのはドラえもんになりたかったから (新井蜜)
空港でチェックにかかりポケットの中身を全部並べて見せた (新井蜜)
空港でチェックにかかりポケットの中身を全部出すドラえもん (新井蜜)
雨の日に限らないけどつらい日はあたたかいお茶ゆっくりと飲む (新井蜜)
自転車で傘さしながら通学し芯まで濡れるが昼には乾く (新井蜜)
屋上にのぼったことは一度だけ きみがまだいた雨の日のこと (新井蜜)
掻き捨てたはずであるのに不意打ちでよみがえってくるこの感覚は (新井蜜)
ポケットにナイフ忍ばせ暇あれば握りしめてる使わないけど (新井蜜)
明け方のバイクが配る新聞はわたしの恋を報道しない (新井蜜)
てのひらにきみの名前を書いてみた 手袋はずしいつも読んでる (新井蜜)
一杯のビールを時間かけて飲み二杯目をまたゆっくりと飲む (新井蜜)
さよならは一回だけど繰り返し夢に現れ去って行くきみ (新井蜜)
「またあした」夕日に唱えるおまじないきっと遊ぼうまた寝てあした (新井蜜)
ゆで卵つるんとむいて塩をふり食べようとして落としてしまった (新井蜜)

以下は辰巳泰子さんが選歌を担当されたときに辰巳さんに選んで頂いた歌。

筋肉と愛は使えば使うほど強くなるもの 切れることもある (新井蜜)
「憎しみ」を「抜くシミ」と打つ 愛にならぬかシミ抜けば肉 (新井蜜)
奈良にあるうどん亭といううどん屋で食べたきつねを愛しています (新井蜜)
同僚は誰一人として声かけぬ愛のトラブルあった社員に (新井蜜)
警察もCIAも止められぬ頭に浮かぶ愛の妄想 (新井蜜)
遠くから見守ることが愛なのだと思っていつでも外野席 (新井蜜)
塩の濃い死海では浮く俺だけどおまえの愛に溺れてしまう (新井蜜)

もう一度ありがとうございました。新井蜜
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by trentonrowley | 2006-07-27 23:45 | かんたん短歌
2006年 07月 26日

一瞬で

一瞬で乾いてしまう一粒の砂漠に降った雨は何色 (新井蜜)
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by trentonrowley | 2006-07-26 21:59 | 尻短
2006年 07月 26日

初夏

初夏の日比谷公園散歩する乙女らの聞くミンミンの声 (新井蜜)
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by trentonrowley | 2006-07-26 12:24 | 笹短歌
2006年 07月 26日

携帯

携帯を見ながら歩き携帯を見ながら歩く人と衝突 (新井蜜)
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by trentonrowley | 2006-07-26 12:10 | 笹短歌
2006年 07月 24日

魚介類 復習

沢山投稿した歌の中で採られたものと採られなかったものを並べてみます。なぜ採られなかったかが分かればいいんだけど。

○極洋のサバの水煮を食べ過ぎて嫌いになったカツオや鮪
×節分に食べたイワシの脳味噌が海へと誘う梅雨の晴れ間に
○海亀の拾った恋は七月の梢に光る風のささやき
○深海で時を待ってる鮟鱇のきみの眠りをさます雷鳴
○見も知らぬ奴と一緒にほっぺたを突き通された俺は頬刺し
×金髪の産毛が風にそよいでる背中の窪みを這う船虫よ
○飛び出して干からびているメダカにも愛する者がいたはずなのだ
×桜貝きみに上げようおかっぱのカールが風に揺れているから
×メダカにはメダカの夢と意思があり生命を断ちたくなるときもある
○夏の夜にマグロのように横たわるきみの心は釣り上げられぬ
×海亀が月の明るい砂浜で歌を詠んではいけないかしら
×青丹よし平城山の辺に住む我にアジの干物が運ぶ潮風
×サーファーが集う渚に流れつく南の島の椰子の実と藻と
×御題目唱える亀の脳裏から消えることない亡き父の顔
×刺のある言葉にいたく傷ついて打ち寄せる波じっと見る亀
×街頭のテレビジョンでは海亀がうさぎのレースにコメントしている
○海亀は塩の匂いに導かれ生まれてすぐに海へと向かう
×道理などとっくの昔に引っ込めて無理を通すは上司の海亀
×水銀柱ぐんぐん伸びて40度「さすがに俺もばてる」と海亀
×海亀は子亀が就寝する前に毎夜朗読「浦島太郎」
×海亀が使っているのは真っ黒で丈夫な携帯メイド・イン・ジャパン
○富くじに当たって喜ぶ海亀が甲羅干してるワイキキの浜
○海亀は一万年を生き続けアダムとイブを目撃している
×拝啓お元気ですか?わたくしはひとりで亀と遊んでいます
×海亀のレースの予想 誰だろう一番先に卵を産むのは
○老人を背中に乗せて海亀は海岸通りをとぼとぼと行く
×日溜まりのオープンカフェで海亀のスープを飲んで思い出す過去
×海亀に乗って花見の御寮人 韓紅の蹴出しをちらり
×抵抗は止めて出て来い海亀よお前の要求全て飲むから
×満月のうさぎは亀の生態を遠眼鏡にて観察してる
○とおせんぼしないでくれよあの浜に俺を待ってる亀がいるんだ
×頬寄せて二人で海を見てたとき亀の斉藤が生まれたらしい
×虫愛づる姫君のため海岸で毛虫を探す亀に雪降る
×舞妓さんがぽっくり下駄で飛び乗ってバランス取ってる亀の背中で
○ひとしずく涙をこぼす海亀は「生きる」ということ考えている
×萌葱色の一重が包む人妻の丸いお尻をじっと見る亀
○戦争で埋められたままの地雷踏み吹き飛ばされた海亀の首
×ヤンクミが斉藤さんちの海亀のアイドルだったもう来ない春
×辞書を引き贋海亀を調べたら英語はMock Turtleらしい
×凍傷に掛かった指を海亀がなめてくれたが治らなかった
×海亀を仰向けにしてコピー機のガラスに乗せて撮った曼荼羅
×海亀が見上げる空の一筋の飛行機雲はカリマンタン行き
×海亀が歩いたあとの曲線はフラクタルとして説明できる
×豆粒と一緒に煮込んだ海亀はこんな味ではなかったはずだ
×海亀の最期のうめきわが耳にこだましている スープがうまい
×海底の道なき道を歩んでく海亀の目に秘めたる決意
○乙女らが羽衣脱いで汀にてたわむれるのを見てる海亀
×灯台の光が波を照らすとき宇宙の神秘を憶う海亀
×花びらの散り舞う中を海亀は巣立つ子亀を見守っている
○組からは足を洗えと言われたがすぐに汚れる海亀の足
×切り株につまづき転ぶ兎には届かなかった海亀の愛
×海亀に出会った夜のシャンプーの香りをさっき嗅いだ気がする
×鍵かけた日記帳には海亀が俺とのことを記録している
×若草の妻が欲しがる海亀を何も持たずに捕まえに行く
○海亀の嘘だったのね三日月が光る浜辺に落ちて来たって
×牛乳をこぼしてしまって泣いているきみの涙を海亀が舐め
×レントゲン技師の彼氏が言っていた 海亀だって肺結核に
×海亀の斉藤さんは美大出の才媛らしい美人じゃないけど
×信号で急停車した目の前を海へと急ぐ海亀家族
×雨の日は唐傘さして海亀の背中で白浪五人男
×海亀がスカートの中もぐりこみもそもそしてるエッチな海亀
×海亀も更年期にはのぼせると医学辞典に載ってるらしい
×海亀の秘密を知ったあなたとは生きて行けないミロソヴィッチよ
×きみがまたお尻の割れ目見せてはくジーンズの裾に濡れた若布が
×ふとももがお尻と分かれるくびれにはクラゲの刺した痕がぷっくり
×投げ込めばすぐに食い付くピラニアのきみには見せぬ蚊の刺した痕
×ゲジゲジかあるいはゴカイと言うべきかももの付け根の赤いゴム痕
×ぷっくらとショーツの裾からこぼれ出るサーモンピンクはお尻かももか
×ミニスカの裾からのぞくふとももに虹鱒色の発疹の痕
×ぷっくりとふくれるところ蚊に刺され痒い吸ってよ蛸の吸盤
×二上(ふたかみ)をバスから望み突然に食べたくなったおかかのおにぎり
×こぶ平の駄洒落のような雨の中きみは黙って帰って行った
○焼き過ぎたたこ焼きのようなこの恋は捨ててしまおう道頓堀へ
×むきエビを入れた焼きそば食べ残すような人とは恋はできない
×冷麺にエビを入れないこの店のレジの係の小指の指輪
×素麺の中に隠れた白魚のようにあなたに食べられたいの


・極洋のサバの水煮を食べ過ぎて嫌いになったカツオや鮪 (新井蜜)
・海亀の拾った恋は七月の梢に光る風のささやき
・深海で時を待ってる鮟鱇のきみの眠りをさます雷鳴
・見も知らぬ奴と一緒にほっぺたを突き通された俺は頬刺し
・飛び出して干からびているメダカにも愛する者がいたはずなのだ
・夏の夜にマグロのように横たわるきみの心は釣り上げられぬ
・海亀は塩の匂いに導かれ生まれてすぐに海へと向かう
・富くじに当たって喜ぶ海亀が甲羅干してるワイキキの浜
・海亀は一万年を生き続けアダムとイブを目撃している
・老人を背中に乗せて海亀は海岸通りをとぼとぼと行く
・とおせんぼしないでくれよあの浜に俺を待ってる亀がいるんだ
・ひとしずく涙をこぼす海亀は「生きる」ということ考えている
・戦争で埋められたままの地雷踏み吹き飛ばされた海亀の首
・乙女らが羽衣脱いで汀にてたわむれるのを見てる海亀
・組からは足を洗えと言われたがすぐに汚れる海亀の足
・海亀の嘘だったのね三日月が光る浜辺に落ちて来たって
・焼き過ぎたたこ焼きのようなこの恋は捨ててしまおう道頓堀へ
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by trentonrowley | 2006-07-24 23:03 | 笹短歌
2006年 07月 24日

はつなつのゆふべ

はつなつのゆふべ電車に乗っている俺の隣で少女が眠る (新井蜜)
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by trentonrowley | 2006-07-24 22:52 | 笹短歌
2006年 07月 24日

たこ

修善寺のお湯の中からゆでだこの頭が浮かび笑い出したり (新井蜜)
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by trentonrowley | 2006-07-24 22:49 | 笹短歌
2006年 07月 23日

イクラ

寿司桶にイクラが三粒こぼれてた母とふたりの梅雨の日の昼 (新井蜜)
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by trentonrowley | 2006-07-23 16:22 | 笹短歌