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2007年 11月 30日

2007年11月

精算はそんなに早くできないわ眉毛を少し濃くしなくっちゃ
剃りあとが青くてきれいお母さん退院はまだ大変なのね
夕暮れの電車の席で自らが食べる肉饅の肌色の少女
駅ビルの麺飯炒房夕闇の硝子に浮かぶ勤労者われ
末席に座り社長に対面し説明しこと理解されたか
京都から新横浜を過ぎるまでしゃべりやめない東京弁の子
たぎり立つ殺意を鎮め惨劇の兆し摘むためナイフを買ひぬ
秋の日の雑木林の木洩れ日に遊ぶ少女が怯え見返す
月曜に休むからって体調が悪そうにして一緒に歩く
先急ぐ心をなでるすすきの穂白く光っている日曜日

金色の葉っぱがライトアップされ急ぐ人あり急がぬ人も
炎えつきた遊星はいま水浸しウィルスに寄生された蛭たち
ゴキブリが出口探して這い回るのぞみ号もうすぐ着く京都
散りつくし裸木となった頃にまたこの金色の森を歩こう
ドトールの席にうつ伏せ遣り過す込み上げてくる昨夜の余波(なごり)
人買いが大きな籠をしょって来る夕べの辻でママを待ってる
えびがにの白い尻尾やむらさきのつつじの花をきみと食べた日
秋の日の路面に黒く俺の影行き倒れのごと身じろぎをせず
この人もやはり私の目を見ずに保存しますかと聞いてくるはず
買い替えた靴にまつわるお話をしてあげるから遠くへ行こう
天神の森に迷って白無垢のお初に出会う小春日和に
変電器がムーンムーンと鳴っていて待ち伏せはまた寝てからにする
潮を吹く鯨のように機嫌良く浮かんではまた沈みゆくきみ
さっきまで気になっていた 朝露が朝日をあびて乾いてしまう
前を行く少女がそっと振り向いて怯えた目付きで誘う夕暮れ
さっきまで気になっていた湖に捨てたときみが言う赤い靴
暗闇でバナナ食べつつ反芻す<女の怒り過ぐるまで待て>
竹藪に光る猫あり人これを正倉院に秘す奇痴異なり
目が覚めてみれば地球は水の星 人魚の群れに見つめられたり
真昼間に(日本時間の)目が醒めて暗闇で食う黄色いバナナ
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by trentonrowley | 2007-11-30 23:59
2007年 11月 30日

SF

×ふるさとの夏への扉開けるため鎮守の森に降りる方舟

×三人の少女となって鼬らは漫画立ち読み身をくねらせる

×ブッシュ、安倍、イラク、ミャンマー、子殺しとシナリオBに切り替わる日々

○肛門から口に向かって裏返えり巨大ナマコとなりし信長

×∞>青かった~飛皿に乗り→→ぬばたまの▲THE ENDふたり

○古墳から念力姫が掘り出され書き換えられた歴史教科書

×ヤーチャイカ私はカモメの合言葉聞かれてしまった地球防衛軍

○十七のきみの瞳に吸い取られ離脱したまま戻らない我

×目が覚めてみれば地球は水の星 人魚の群れに見つめられたり

×竹藪に光る猫あり人これを正倉院に秘す奇痴異なり
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by trentonrowley | 2007-11-30 22:51 | 笹短歌
2007年 11月 30日

銀杏

金色の葉っぱがライトアップされ急ぐ人あり急がぬ人も
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by trentonrowley | 2007-11-30 18:55
2007年 11月 29日

肉饅

夕暮れの電車の席で自らが食べる肉饅の肌色の少女
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by trentonrowley | 2007-11-29 20:11
2007年 11月 29日

麺飯炒房

駅ビルの麺飯炒房夕闇の硝子に浮かぶ勤労者われ
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by trentonrowley | 2007-11-29 19:52
2007年 11月 29日

のぞみ号

ゴキブリが出口探して這い回るのぞみ号もうすぐ着く京都
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by trentonrowley | 2007-11-29 19:16
2007年 11月 29日

遊星

炎え尽きた遊星はいま水浸しウィルスに寄生された蛭たち
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by trentonrowley | 2007-11-29 18:43
2007年 11月 29日

末席

末席に座り社長に対面し説明しこと理解されたか
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by trentonrowley | 2007-11-29 18:31
2007年 11月 29日

ドトール

ドトールの席にうつ伏せやりすごすこみあげてくる昨夜のなごり
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by trentonrowley | 2007-11-29 17:28
2007年 11月 28日

東京弁

京都から新横浜を過ぎるまでしゃべりやめない東京弁の子
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by trentonrowley | 2007-11-28 19:23