暗黒星雲

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2010年 02月 28日

2010年2月

立春の朝のあなたは寝不足で辞めるかどうかまだ迷つてる
社会から切り離されて毎日が暇になるのがとても寂しい
公園のベンチの僕の手の中で眠つたきりの携帯電話
少しだけ真実を混ぜ疑ひを持たれたときの逃げ道とする
朝焼けの東の空を風に乗り列なしてゆく黒きものたち
神の子のサインのやうに腹と背の赤き発疹一夜にて出づ
決められずゆつくり歩く春あさき野辺の冷たき光のなかを
南北の筋を走れば北御堂南御堂を続きて過ぎぬ
つまみ菜をごま和えにして炊きたてのご飯を食べた父のいた日々
あなたには心のかけらいくつでもいつでもあげる欲しいときには
青柿を投げつけられた沢蟹のやうに凹んでしまつた僕ら
穏当な結論だらう僕らには別れるための気力さへない
寒くつて元気の出ない朝だから生まれ変はつて鳥になりたい
接点を探し言葉を積み上げてまた崩されるシジフォス我は
接点はまうないのだと諦める後ろ姿を見掛けたときも
気がついてここはどこかと訊く母にあなたは誰と訊かれなかつた
見開いて俺の顔見てまた閉じる海に戻つて行くのか母は
浜名湖をゆき過ぎる時桃色の夢から覚めた 春立つ朝の
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by trentonrowley | 2010-02-28 23:02 | Comments(0)
2010年 02月 28日

塔e歌会2010年2月詠草

浜名湖をゆき過ぎる時桃色の夢から覚めた 春立つ朝の
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by trentonrowley | 2010-02-28 20:54 | | Comments(0)
2010年 02月 28日

塔奈良歌会2010年2月詠草

気がついてここはどこかと訊く母にあなたは誰と訊かれなかつた
見開いて俺の顔見てまた閉じる海に戻つて行つたか母は

時制の不一致を指摘されたので改作

見開いて俺の顔見てまた閉じる海に戻つて行くのか母は
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by trentonrowley | 2010-02-28 10:56 | | Comments(0)
2010年 02月 28日

塔大阪歌会2010年3月詠草

穏当な結論だらう僕らには別れるための気力さへない
青柿を投げつけられた沢蟹のやうに凹んでしまつた僕ら
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by trentonrowley | 2010-02-28 01:33 | | Comments(0)
2010年 02月 25日

014:接 (新井蜜)

接点はまうないのだと諦める後ろ姿を見掛けたときも
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by trentonrowley | 2010-02-25 08:20 | Comments(0)
2010年 02月 21日

013:元気 (新井蜜)

寒くつて元気の出ない朝だから生まれ変はつて鳥になりたい
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by trentonrowley | 2010-02-21 22:18 | Comments(0)
2010年 02月 19日

012:穏 (新井蜜)

穏当な結論だらう僕らには別れるための気力さへない
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by trentonrowley | 2010-02-19 17:05 | Comments(0)
2010年 02月 18日

011:青 (新井蜜)

青柿を投げつけられた沢蟹のやうにへこんでしまつた僕ら
青柿を投げつけられた沢蟹のやうに凹んでしまつた僕ら
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by trentonrowley | 2010-02-18 17:52 | Comments(0)
2010年 02月 16日

010:かけら (新井蜜)

あなたには心のかけらいくつでもいつでもあげる欲しいときには
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by trentonrowley | 2010-02-16 22:16 | Comments(0)
2010年 02月 16日

塔2010年2月投稿

ワクチンがないと言はれて帰る朝乾き始める打ち水の跡
幼子の肌着がゆれる初春の日差しのなかで弾くブラームス
見開いて俺の顔見てまた閉じる海に戻つて行つたか母は
気がついてここはどこかと訊く母にあなたは誰と言はれなかつた
浜名湖をゆき過ぎる時桃色の夢から覚めた 春立つ朝の
三日目のカレーに飽きたといふきみはちり鍋の底の野菜を浚ふ
辞めようかどうかと悩み寝られずに結論をきみはまた覆す
結婚し職場を変はると我に告げる疲れた白いかほを見かへす
病院の窓より母と海坂の手前に浮かぶ初島を見る
三十キロの米を届けた配達夫赤んぼがかはいいとほめ帰る
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by trentonrowley | 2010-02-16 10:28 | | Comments(0)