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2011年 02月 28日

2011年2月

富士山がきれいに見える立春の朝にあなたはピーヒョロロと鳴く
吠えている遠くで犬が冷たくて甘いひかりの海に浸かつて
そのことにわたしはうとくねじれてる背骨が痛く決断できぬ
寒いのか暖かいのか爪先は冷えきつてゐて汗ばむ額
泌尿器科受付で聞く神経内科と心療内科の違ひ
明け方の遠ざかりゆくサイレンがまた近づいてきて鳴りやまぬ
耳鳴りじやないんだけれどさわさわと鳴り止まぬ音、雨でもないし
窓外の男女の会話消え去りしタイヤの音の後を追ひゆく
鳴く鳥の声に目覚めて聞きをればラインを上る船の音がする
窓外は徐々に明るみゆるやかにラインを上る貨物船みゆ
ジェット機の風裂く音に抗ひて耳鳴りやまずシベリアを越ゆ
鈴生りの乳房を杭につなぎ止め蜜蜂の群れを誘はむとする
捨てられた鏡に映る青空を踏んでしまつただけなのに俺は
みづいろの鏡をひろふ さむいねとはなしかけてもくもつてしまふ
深海に鏡の欠片沈みをり提灯鮟鱇の光、煌めく
喫茶店で聞いた話を真に受けてついて行くほど子供じやないわ
嘘つきの俺に騙されたふりしてついて来て食事だけはするきみ
ピュイピュイと夜半になる音火事ですとあなたは聞けり耳は確かと
暁の地上乗り場にのぼるまで我をみちびくほのかなにほひ
表紙から俺に微笑みかけてくる少女よ明日も世界はあるか
さざんくわに鴉が寄りて見てをりぬ鍋の材料買ひし帰りに
初めてだなんて思ひもしなかつた化粧が少し濃くなつてたね
幸せがやつてくるのを待ちながら砂漠の風車を見上げてゐたり
細かつた桜の若木を思ひだす長い会議の終らぬ夕べ
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by trentonrowley | 2011-02-28 23:58
2011年 02月 28日

003:細 (新井蜜)

細かつた桜の若木を思ひだす長い会議の終らぬ夕べ
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by trentonrowley | 2011-02-28 21:40 | 題詠blog2011
2011年 02月 27日

002:幸 (新井蜜)

幸せがやつてくるのを待ちながら砂漠の風車を見上げてゐたり
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by trentonrowley | 2011-02-27 21:56 | 題詠blog2011
2011年 02月 26日

001:初 (新井蜜)

初めてだなんて思ひもしなかつた化粧が少し濃くなつてたね
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by trentonrowley | 2011-02-26 21:37 | 題詠blog2011
2011年 02月 26日

参加します。 (新井蜜)

今年もよろしくお願いします。
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by trentonrowley | 2011-02-26 11:24 | 題詠blog2011
2011年 02月 24日

JAC2357@伊丹空港

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by trentonrowley | 2011-02-24 17:54
2011年 02月 24日

Niersstraat@Amsterdam

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by trentonrowley | 2011-02-24 10:03
2011年 02月 23日

嘘つきの俺に騙されたふりしてついて来て食事だけはするきみ

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by trentonrowley | 2011-02-23 17:33
2011年 02月 23日

俺の・好きな・塔の歌 2011年1月号

葡萄いろの宙となりたり小雀が群れたる樫に月のクロワッサン (早﨑ふき子)
 ルビ 葡萄=えび 宙=そら
義妹の思いに添わん石をもて柩を打たぬ訣れをなせり (小石薫)
 ルビ 義妹=いもうと
七十日間過ごせし地獄の暗闇に忘れ物してきた男がきっといる (出頭寛一)
岩倉を抜ければ嘘のように晴れ念にも距離があると思いぬ (永田紅)
徳用の百枚入りのばんそうこう百回けがをするわたしたち (小原更子)
ただ一度君のかたへに写りたる秋の日があり かりそめならず (澄田広枝)
こんなにもさびしい夜を知るためにめぐりあひたるわけではないが (澄田広枝)
羊雲見たかと君は帰りきて問ふなり白きシーツ乾く日 (藤木直子)
いくたびも立ち止まっては風や木や豆腐のことを思いていたり (鈴木俊春)
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by trentonrowley | 2011-02-23 00:42 |
2011年 02月 21日

ピュイピュイと夜半になる音火事ですとあなたは聞けり耳は確かと

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by trentonrowley | 2011-02-21 23:31