暗黒星雲

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2013年 02月 28日

2013年2月

陰裏に場末の光 新しいものなどなくてぼくは疲れた
一月の甘納豆を買つてきて笑はせてみた笑つてくれぬ
各々の意見を述べよ崩壊は桜の頃かあやめの頃か
飛火野にやがてわたしを陳列し鹿せんべいとなりゆくだらう
触れたくて葡萄酒色の叫びごゑ聞いた日のあさ立つてゐたこと
診察券もたないで来たわたくしは誰なのだらう背後うかがふ
俺のかほ取り替へたこと知らされた俺は別段気にしてないが
瞬きはあなたのものか銀色の虚空にひらきまたとぢる穴
娘らは公界者なりテーブルにその実体が座つてをりぬ
テーブルは積み上げられて身じろがず古道具屋を待つてゐる朝
賞品のチュッパチャップス買ひにゆくニーソックスのきみと腕組み
ふるまはれ見つめてゐると習俗さ習俗だよと笑ひつつ言ふ
わづかな愛をささげたつもりになつていた 洗濯機には下着がまはる
極論と言はれてもいい易易とあなたに合はせまげたくはない
右肩にふはりと落ちる、うす明かりさす部屋の隅には更なり
吐き気する聖なる光おりてきて暴かうとする姦淫の罪
ふるさとのおおひら山の彼方へと我を残して去つてゆくもの
闘ひを挑むあなたを受け流しあらしの気配する外に出る
同じこと考へてゐたおひさまは夏もまう過ぎ水浴びやめて
小雪ふる嘆きの坂を上りつつ考へてをり因果といふもの
冷え切つたあなたとわたし温かな雨の仲介受け入れたのに
梨の実は自覚的だが他ならぬ神と塵とに酔ひつぶされる
この町の不思議なことを蝶となり熊蝉にきく夏の終はりに
巧妙な蛍の気配成熟の出口に消えて傷ついた声
幻滅し僕らは水を撒いてゐるどの夏からも遠く離れて
咆哮し最期を遂げたオリオンは今更何に魅せられたのか
コメントを書き終へたときひつかかる何かがあつて送らず捨てた
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by trentonrowley | 2013-02-28 23:12
2013年 02月 27日

コメントを書き終へたときこの前のこと思ひ出し送らずにおく

コメントを書き終へたときこの前のこと思ひ出し送らずにおく
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by trentonrowley | 2013-02-27 13:56
2013年 02月 27日

027:コメント (新井蜜)

コメントを書き終へたときひつかかる何かがあつて送らず捨てた
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by trentonrowley | 2013-02-27 13:56 | 題詠blog2013
2013年 02月 23日

026:期 (新井蜜)

咆哮し最期を遂げたオリオンは今更何に魅せられたのか
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by trentonrowley | 2013-02-23 22:44 | 題詠blog2013
2013年 02月 23日

025:滅 (新井蜜)

幻滅し僕らは水を撒いてゐるどの夏からも遠く離れて
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by trentonrowley | 2013-02-23 16:09 | 題詠blog2013
2013年 02月 22日

024:妙 (新井蜜)

巧妙な蛍の気配成熟の出口に消えて傷ついた声
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by trentonrowley | 2013-02-22 22:35 | 題詠blog2013
2013年 02月 22日

023:不思議 (新井蜜)

この町の不思議なことを蝶となり熊蝉にきく夏の終はりに
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by trentonrowley | 2013-02-22 20:31 | 題詠blog2013
2013年 02月 21日

022:梨 (新井蜜)

梨の実は自覚的だが他ならぬ神と塵とに酔ひつぶされる
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by trentonrowley | 2013-02-21 20:22 | 題詠blog2013
2013年 02月 15日

021:仲 (新井蜜)

冷え切つたあなたとわたし風のあと雨の仲介受け入れたのに
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by trentonrowley | 2013-02-15 23:11 | 題詠blog2013
2013年 02月 14日

020:嘆 (新井蜜)

小雪ふる嘆きの坂を上りつつ考へてをり因果といふもの
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by trentonrowley | 2013-02-14 11:07 | 題詠blog2013