2006年 02月 03日
もう少し時間がいるのわたしには 考えるため雪模様だし 色あせた手紙が開く校庭の隅につながる秘密の通路 オレンジのサービスエリアに遠くから近づいてくるサイレンの音 携帯の画面が光りぼんやりと照らされている眠れない顔 朝焼けの赤いひかりと白い月 わたしに何を教えてるのか 新月の頃にうさぎは眠ってるのか 青い地球をはるか頭上に 帰宅時に振り向きたくなり我慢する 月が見ている大丈夫だよ 言葉などなくてもいいよただぎゅっと手を握ってて欲しいだけだよ 水仙を川に投げ捨て歩み去る わたくしはもう少女をやめる セーターを脱いで自由になるわたし 薄紅色の少女の衣装 晴れた朝つばさ広げて飛び立てとジャニスの歌うサマータイムが あなたにはメールでなくて封筒に入れた手紙を渡したかった 自転車で出て行くなんて好きじゃない このまち坂が多いんだもの わたしには必要なんだ筋肉と愛をきたえるトレーニングが 火曜日の朝五時に起き裏口を静かに開ける 外は薄霧 行き先も出発時間も分からない列車探してうろうろしてる
by trentonrowley
| 2006-02-03 22:26
| 笹公人の短歌blog
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