人気ブログランキング |

暗黒星雲

trenton.exblog.jp
ブログトップ
2006年 02月 14日

現代の短歌100人の名歌集

篠弘編著「現代の短歌100人の名歌集」(三省堂)を読んでいます。

印象に残った歌
◎愛などと呼べどもこの世にあらぬもの風船かずらの実のなかの空 (沖ななも)
◎道の端にヒールの修理を待つあいだ宙ぶらりんのつまさきを持つ (沖ななも)
◎産み終えて仁王のごとき妻の顔うちのめされて吾はありたり (大島史洋)
◎マンホールの上をよぎればたぎつ瀬のかそかなる音しばらく聞こゆ (大島史洋)
◎ながき戦後の末に生まれし娘は野よりびんぼう花をつみて戻りし (小高賢)
◎三百六十五の昼と夜ありつらき夜の数ふやしつつ年齢ひとつ積む (小高賢)
◎風荒れて丘は花びらだらけなり千年変わらぬ季節おそろし (三枝昂之)
◎南より来てゆたかなるさきはひをもたらす黒き巨きをろちよ (伊藤一彦)
◎鶫のごとき自傷の少女ぼろぼろの古自転車のわれ、共に見る海 (伊藤一彦)
◎おぼれゐる月光見に来つ海号とひそかに名づけゐる自転車に (伊藤一彦)

by trentonrowley | 2006-02-14 05:53 | Comments(2)
Commented by 振戸りく at 2006-02-14 16:02 x
風船かずら。
うちにもはえてきますが、とてもかわいらしい植物だと思いますね。
実が風船みたいなのもかわいいのですが
タネが黒くて、ちょっとだけクリーム色の部分があって
それがちょうど黒毛のサルの顔が白いみたいでかわいいのよ。
風船のなかには空はないけど
改めて歌にしたら、逆にあるように思えてきますね。
Commented by 新井 at 2006-02-15 05:24 x
風船かずらは最近あまり見ません。子供の頃近所でよく見ましたが。
タネのことはあまり覚えていませんがサルの顔みたいですか、おもしろそうだな。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード


<< 音楽      ベタンカ >>