2007年 08月 19日
○雨降ったあとの空気が澄みわたりおおひら山が近付いてくる ○県道に初めてついた信号の渡り初めする我が老人会 ○電線の終端に俺の家があるという小川のいつもの自慢 ○法事だと電話してきた教頭がなぜか御輿を先導している ×日の暮れに県庁堀の緋鯉釣り卑弥呼先生に貢ぐ少年 ○少年は泳ぎ疲れて赤津川沿いの畑の胡瓜もぎ食う ○かぶりつくトマトの汁が十三のあなたの口の端からしたたる ○海を知らぬ少女と二人松風の中で着衣を全て脱ぎ捨つ ○出車に立つ弟橘の像に似て悲しみ湛え俺をみつめる ○満月をてのひらに受け山門の仁王が俺の迷い断ち切る
by trentonrowley
| 2007-08-19 20:35
| 笹短歌
|
アバウト
最新の記事
記事ランキング
カテゴリ
以前の記事
2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 11月 2021年 09月 2021年 06月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 more... ライフログ
検索
その他のジャンル
外部リンク
画像一覧
ブログジャンル
ファン
|
ファン申請 |
||