2008年 12月 16日
雨のあさ南京黄櫨の赤い葉が覆う歩道を駅へと急ぐ ぎんなんの路面に落ちた果肉避けひと駅の距離を朝あさあるく 整列し小雨に濡れて墓石が通りすぎたりのぞみの窓を 刈り取りの前の稲穂と黄を競う雨の背高泡立草は 快速は停止信号待っている視線合わさぬ通勤者乗せ 切り替えの途中の顔が並んでる会社モードと家庭モードの 隣席の少女はわれに身を預け命の重さつたえくるなり 小春日のひと日は暮れて水底のひかりのようなロッシーニ聴く 眠らないお前の咳を遠く聞き心張り棒を板戸にかます 薄皮をむくたびまたも現れるわれをみつめる見知らぬまなこ
by trentonrowley
| 2008-12-16 11:19
| 塔
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